こんには。蒲田です。

私のように、周りにあまり理解者がいない環境だと、「超常現象なんか趣味にして何の役に立つんだよ」とか、「そんな下らないものより、もっと役立つものを勉強すればいいのに」みたいな、残念な意見を聞くことがよくあります。

そもそも趣味なので、役に立つとか立たないとかは本来どうでもいいことのはずなのですが、超常現象の調査みたいなことをやっていると、日常生活でもかなり「使える」能力が身に付くと、私は考えています。ジュニア・スケプティックについて興味を持ったのも、超常現象の調査が日常生活に役立つと思ったためです。

なぜ、超常現象の調査が日常生活に役立つといえるのでしょうか。それは、超常現象であれなんであれ、調査をするということは、「本当のことは何なのか?」を追い求めることだからです。何か行動を起こそうと思ったら、本当のことを知っている方が有利ですよね。

間違ったことを信じていた場合は、間違った行動をとるかもしれませんし、自分が望む方向に舵を切れていないのに、うまくいっていると誤解してしまうかもしれません。

誤解といえば、超常現象は誤解の宝庫です。錯視の例のときも触れたように、人は高度な情報処理を行えますが、同時にそのことによって間違ったことを信じてしまう傾向も持ちました。

そういった傾向が顕著に見られるのは超常現象の体験談です。体験談は繰り返し確認できず、間違っていてもその間違いに気付く事が難しいため、誤解が誤解のまま残りやすいのです(「興味深いUFO目撃報告の例」も参照してください)。

というわけで、超常現象の調査をしていると、人間の間違いやすさや誤解について、実例を持って深く知ることができるというわけです。

さらに、懐疑論者的な調査は、「正しい」「間違っている」といったような二分法で終わりになるようなものではありません。何がどれくらい正しいといえるのか?なにがどう間違っているのか?を意識してこそ、懐疑論者らしい調査になります(うちのサイトもそういうコンセプトでやってます。余談ですが、もしかしたら今までの懐疑論者の定説の一部は覆せるんじゃないかという雰囲気がしてきました)。

つまり、日常生活の中で、自分が行動を起こす上で大前提となる「現実に対する正しい認識」を得る方法は、超常現象の調査と同じものだと考えているわけですね。せっかくなので、みなさんも超常現象の調査をしてみませんか?