本城です。

昨年8月、イギリスのネス湖でネッシーの体の一部を捉えた写真が撮影されたとしてニュースになりました。その写真がこちらです。中央にはっきりと写っているのが確認できます。

この写真を撮影したのは、ネス湖で「Nessie Hunter IV」(ネッシーハンター4)という遊覧船の船長を務めるジョージ・エドワーズという人物。彼は週に60時間も水上で過ごすベテランで、目撃時の様子を次のように語ります。

「私はちょうど、ドラムナドロヒトにある桟橋に戻ろうとボートの後ろに行ったときに目撃したんだ。ネッシーはアーカード城の方へ向かってゆっくり泳いでいて、色はダークグレーだった。ボートからの距離は約800メートル。5分~10分ほど目撃した後、ネッシーはゆっくり水中に沈んでいき、その後は一度も浮上しなかったよ」

写真は2011年11月2日の午前9時頃に撮影されたといいます。公表が翌年の8月までかかったのは、写真に写ったものが何かの誤認かどうか確認するため、友人が所属するアメリカ軍に写真を送り、分析をしてもらっていたからだといいます。そしてその結果、写真に写っているものは誤認ではないと判明したため、公表に踏み切ったそうです。

写真と目撃時の様子はイギリスの『デイリーメイル』紙で報道され、話題となりました。ネッシーを研究して21年になる専門家のスティーブ・フェルサムは同紙の取材に対し次のように語っています。

「これは私が今まで見た中でも一番良い写真だと思う」

さて、このように専門家のお墨付きまで得られたこのネッシー写真ですが、公表から1年ほど経った今年10月に急展開がありました。撮影者のエドワーズが「あの写真はニセモノだった」と告白したのです。

上のエドワーズによると、写真に写っていたのは2011年にナショナルジオグラフィックチャンネルの番組で使われたネッシーの模型。彼はこの番組の制作に関わっており、模型も入手しやすかったのだそうです。

この写真は問題の模型と一緒に写るフェルサム。彼はエドワーズの告白を聞いてダマされていたことを知り、「エドワーズは嘘つきで詐欺師だ」と批判しています。一方のエドワードはまったく悪びれる様子もなく、「少し楽しみたかっただけなのに、なんで罪悪感を感じる必要があるんだ?」と開き直っています。

それにしても、もっともらしく語っていた目撃談や分析の話も全部嘘っぱちだったわけですから、大したホラ吹きです。