本城です。

ご好評につき、『UMA事件クロニクル』(彩図社)の増刷が決まりました。これも本書を買ってお読みいただいている皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。

増刷に際しましては、訂正箇所が出ましたので、それらを以下にまとめました。お詫びして訂正致します。

なお、「ビッグフット(パターソン・ギムリン・フィルム)」(加門正一)の記事につきましては、元の原稿が最も長く、掲載時は半分ほどに削られました。そのため本来に比べ、情報が少なくなっていました。

そこで当ページでは、紙数の都合上、掲載が叶わなかった情報のうち、比較的まとまっている「専門家の評価」の段落をご紹介することにしました。そちらもご参照ください。

●人魚
P.17、上段3行目
人魚捕獲を報じた英字紙→人魚捕獲を報じた4月7日付の英字紙

P.17、上段10行目
上半身が魚、下半身が人間となっていたのである。
腰から上はサカナそのもので手はなく、ヒトの生脚が生えていたのである。

P.18、上段11~12行目
まったく〈膨れ上がった〉水死体
まるで死体(膨れ上がったヒトの水死体の意味か)

P.18、上段最後の行
江戸時代中期の『甲子夜話』からである
→江戸時代後期の『甲子夜話』あたりからである

P.19、下段11~12行目
撃ち殺された「悪魚」だ(事例35。早稲田大学図書館蔵)。
→撃ち殺された『幻獣尽くし絵巻』の「悪魚」だ(事例35)。

P.20、人魚目撃事例年表の事例36の典拠
未刊甲子夜話→甲子夜話

P.22、上段4行目
退治させたという。→退治させたのだとか……。

P.22、上段5行目
江戸で評判→江戸で評判

P.22、上段9行目
考証家・石塚→実際、江戸の考証家・石塚

P.22、上段後ろから2行目
静岡県の天照教→静岡県富士宮市に鎮座する天照教

P.23、下段後ろから4行目
本間義治は、新潟県……ものと鑑定している。
→本間義治は、1989年、新潟県……ものと鑑定し、報告している。

P.24、下段1行目
八戸市博物館は→八戸市博物館

P.25、上段7行目
事例1・2番から→事例1・2から

P.25、上段10~12行目
こうした現実の生物に見たことのない中国・ヨーロッパ経由の人魚イメージを投影させて、擬人化して成立したものが、人魚の正体だろう。
→こうした現実の不思議な生物に遭遇した際、これに見たことのない中国・ヨーロッパ経由の人魚イメージを重ねて「これが人魚ではないか」と記録されたのが、日本の人魚の正体ではないだろうか。

P.25、参考文献に下記を追加
『日本の幻獣』(川崎市民ミュージアム、2004年)

●モンゴリアン・デスワーム
P.32、上段6行目
P.33、5行目、10行目、後ろから3行目
P.34、上段8行目
オルゴイ・コイコイ→オルゴイ・ココイ

P.35、7行目
イワン・マッコール→イヴァン・マッケルレ(英語読みではイワン・マッコール

P.35、上段の画像キャプション
P.36、下段2行目
P.332、下段11行目
イワン・マッコール→イヴァン・マッケルレ

●コンガマトー
P.53、参考文献の3行目
Jerome Clarks
→Jerome Clark

●イエティ
P.88、下段4行目
ラカシャス→ラシャス

●シーサーペント
P.107、上段最後の行
エリック・ポントピタン
→エリック・ポントピ

●ミネソタ・アイスマン
P.126、参考文献の2~4行目
「Note Preliminaire sur un Specimen Conserve dans la glace d’une forme encore inconnu d’Hominide Vivant Homo Pongoindes.」
→「Note préliminaire sur un specimen conservé dans la glace, d’une forme encore inconnue d’Hominidé vivant Homo Pongoides

P.126、参考文献の4~5行目
英語表記の『Bulletin of the Royal Institute of Natural Science of Belgium』をフランス語の下記に訂正
『Bulletin de l’Institut royal des sciences naturelles de Belgique』
※6行目にも記載されております『Bulletin of the Royal Institute of Natural Science of Belgium』は本来不要な記述でした。しかし今回の増刷時には対応が間に合いませんでした。申し訳ありません。(第3刷で削除しました)

P.126、参考文献の9行目
Homid→Hominid
pp.259-278→pp.249-278

●ツチノコ
P.157、2~3行目
『信濃奇勝録』1834年) →『信濃奇勝録』(1834年)

●クッシー
P.169、参考文献に下記を追加
「幻解!超常ファイル ニッポン幻の怪獣大捜査&超常現象トレンド2016」(NHK BSプレミアム、2016年12月30日)

●ジャナワール
P.275、参考文献の最後に米印を追加

●ニンゲン
P.290、下段12行目
瑞洋丸事件(180ページ参照)→瑞洋丸事件(185ページ参照)
※第3刷で訂正しました。

●ローレン・コールマン
P.316、上段9行目
東映→東

●トム・スリック
P.327、見出しの生年、上段3行目
1912→1916

●年表
P.330、中段2~3行目
フランス語原題『Sur la piste des betes ignores』
→フランス語原題『Sur la piste des bêtes ignores』

 

「ビッグフット(パターソン・ギムリン・フィルム)」(加門正一)
※実際は同じ専門家であっても意見が割れている状況であり、これらから何か決定的な肯定、もしくは否定の結論を出すことはできません(本城)。

【専門家の肯定的意見】
●はっきり残った深い足跡、腕、足の重々しい動きから推定すると、着ぐるみの人間とは思えない。体重がかなり大きい人間以外の動物だろう。(ドミトリ・ドンスコイ:旧ソ連モスクワ・ダーウィン博物館生体力学部の主任)

●人間にしては腕が長い。人間の肢間指数[(腕の長さ/脚の長さ)×100]は平均71くらいだがフィルムのビッグフットは88もある。(ルービン・ステインドルフ:CGとアニメーションの専門家)

●フィルムでの歩き方、筋肉の動きを持つ映像製作には、かなりの時間とお金が掛かる。(デイル・シーツ:ユニバーサル・スタジオ所属)

●フィルムの動物は本物に見える。もし着ぐるみなら今まで見た中で最もよくできた着ぐるみだ。(ヨナス・プロハスカ:テレビ番組「スタートレック」「宇宙家族ロビンソン」で働いたコスチューム・デザイナー)

●着ぐるみなら、今までもっとも良くできた着ぐるみであることは確か。(ビル・マンス:メイクアップ・アーティスト、カメラマン、フィルムエディター)

●歩幅と重心を生体工学的に解析すると、ビッグフットの足の動きは人間とは違い着ぐるみでは再現できない。人間にしては肩幅が大き過ぎ、自然な筋肉の動きを着ぐるみで再現するのは難しい。(グローバー・クランツ:人類学者で未知動物研究家のワシントン州立大学教授)

●腕の振り方がテナガザルのそれとよく似ている。捏造なら、わざわざ乳房が必要なメスの着ぐるみにするのは不自然。(アンナ・ネカリス:オックスフォード・ブルックス大学教授)

●フレーム毎の詳細な計測結果から、手足の長さと胴体の長さの比は単純な着ぐるみでは説明しきれない。また、足跡に中折れが見られる。(ジェフリー・メルドラム:アイダホ州立大学教授)

 

【専門家の否定的意見】
●自然界の動物にしては毛並みが揃い過ぎている。(ベルナール・ユーベルマン:ベルギーの未知動物研究家)

●足裏は薄い色だが手の色は暗い。大きな臀部は人間のように割れていない。体各部の比率は人類の範囲で、生存する類人猿やアウストラロピテクスの化石とも大きく違う。(エステバン・サーミエント:アメリカ自然史博物館の人類学の専門家)

●ビッグフットは揺れ動く重そうな乳房を持っているが歩き方は人間の男性と同じ。円錐状の頭は、ゴリラ、オラウータンのオスの特徴でメスには見られない。上半身は類人猿、下半身は人類の特徴を持つが、この二つの特徴が混ざることは自然界ではない。おそらく上半身は人工物(を多く使っている)。また、足跡の大きさが身長と整合しない。(ジョン・ネピア:スミソニアン協会の霊長類専門家)

●パターソンとギムリンには信用がなく、このフィルムの来歴も知った上で映像を見ると着ぐるみにしか見えない。(ビル・セラーズ:マンチェスター大学の生体力学と古生物学の専門家)

●ディズニー社のアニメーション主任と4人のアシスタントに見せたところ、よくできた作品と称賛した。(ディズニー・スタジオの幹部)

●撮影者が企んだ安物の偽毛皮で作った着ぐるみで、本物のビッグフットとは思わない。(リック・ベイカー:ビッグフットのハリウッド映画「ハリーとヘンダーソン家」の製作者)

●毛を使った出来の悪い着ぐるみ。自分の部下がこんな映像を作ったらクビにする。(スタン・ウィンストン:アカデミー賞受賞の特殊メイク・SFXスタッフ)

●早歩きの人間と矛盾しない。身長は約196センチで背の高い人間と考えても矛盾しない。(D.W.グリーブ:ロイヤルフリー病院の解剖学者)

●この映像からは肘や手首や肩の位置を特定できない。腰にいたっては所在不明。身体構造の解明には役に立たない。このフィルムからわかるのは二本足の動物が直立歩行しているということだけ。手足の長さの割合や速度や歩幅についてはデータ不足で何とも言えない。それ以外の結論を引き出すことはできない。(ダニエル・シュミット:デューク大学の動物歩行分析の専門家)

●動物写真としてはお粗末。記録映像としても最低の部類に属す。被写体は最初から最後までとても小さく映っているだけ。拡大しないとよく見えないが、拡大すると画質が落ちる。(デビッド・デグリング:フロリダ大学の人類学教授)