新刊『ニセ科学を10倍楽しむ本』

本城です。

27日に山本弘さんの新刊『ニセ科学を10倍楽しむ本』が発売になりました。タイトルを見てピンときた方もいると思いますが、この本は2007年に出版された『超能力番組を10倍楽しむ本』の続編にあたります。(3年ぶりの)

ですから設定はそのまま。扱っている内容は、水からの伝言、ゲーム脳、有害食品、血液型性格判断をはじめ、他にもいろいろなニセ科学を扱っています。

基本的に本書は前作同様、子どもとの対話によって話しが進んでいきますので、通常のニセ科学を扱った本よりも平易だと思います。ただし、やや批判がきつかったり、しつこっかりするところはあり、そこまで言わなくても……と思うところもあります。そこは残念に思いました。

新刊『ニセ科学を10倍楽しむ本』”へ5件のコメント

  1. Y・Y より:

    「水からの伝言」
    あれのおかげで、どれだけ悩んだかしれません。
    「水は言葉を理解する」と聞かされて、私が真っ先に思ったことは、
    「水、生きてないやん!?」でした。
    でも友人たちは納得しているし、なによりも先生が納得している。
    私は「自分に何か欠けているところがあるんだろうか?」
    「素直じゃないんだろうか?」
    と本気で悩んで、なんだか人生観が変わりそうになってしまいました。
    でも、その話を家ですると、家族は全員、私と同じ反応だったので、安心しました。
    「水、生きてないやん!?」は素直だったと、今では思っております。

  2. 砥石 より:

    前作がかなり面白かったので、これは、楽しみです。
    子供に向けて、書かれているので、解りやすくて良いんですよねー。
    ぜひ、学校の図書室に置くべきだと思います。

  3. 本城 より:

    >Y・Yさん
    それは大変でしたね。先生が納得してしまうのも困ったものです。でもご家族が同じ反応で良かったと思います。場合によっては家族も全員信じていることがありますから。
    >砥石さん
    お久しぶりです。
    知り合いの小学校の先生は、前作を自分が担当する教室に置いていたそうです。学校の図書館に置いておくのも、子どもたちや先生に読んでもらえる機会が増えるのでいいですね。

  4. ドーキンジスト より:

    こんばんは。面白そうな本です。それにしても日本人はナンセンス極まりない血液型性格診断を、ホント好きですね。「○型自分の説明書」シリーズは累計で500万部発行しているそうです。
    本日3月5日の読売新聞朝刊(関東版)の文化面に、本城さんが以前紹介されていました「清正井」などパワースポットの流行の背景を探る趣旨の記事が掲載されています。奇跡の力で病気が治るとかルルドのような胡散臭い場所にならないのなら、私の人生じゃないので好きにしたらとしか言えませんが。

  5. 本城 より:

    >ドーキンジストさん
    「○型自分の説明書」シリーズは売れたみたいですね。CMでもやってましたから。
    読売新聞のパワースポットの記事は私も読みました。特集した雑誌が10日で完売とか、こちらも人気はすごいみたいですね。TVでもしょっちゅうを特集を見かけますし、一時的な流行で終わらず、今後は定着しそうな気もします。

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