本城です。先月、奇妙なニュースがイギリスから飛び込んできました。

事件が起きたのは2014年6月13日。場所はイギリスのほぼ中央に位置するマックルズフィールド。ここの上空約1000メートルを、マンチェスター行きのエアバス320が飛行していました。幸い、この日の天気は快晴。視界は約10キロで、絶好の飛行日和でした。

ところが午後1時30分、パイロットたちは思いもよらぬものを目撃したといいます。です。空飛ぶ人。

目撃報告によれば、高度約1000メートルを飛行中、11時の方角(左斜め前)の60~90メートル上から、人が飛んで降りていったとか。それは飛行機から100~200メートルほどしか離れておらず、ニアミスの状態で、パイロットたちが見たのはつかの間だったため、避けている時間はなかったそうです。

しかし当時、地上のレーダーには何も映っておらず、パイロットたちも飛行機やパラシュートのようなものは目撃しなかったといいます。またイギリスのハング・パラグライディング協会の専門家が言うには、当時、そのエリアで一人でパラグライディングするには不可能な天候状況だったともいいます。

そのため、このニュースが広まるやいなや、パイロットたちが目撃したものは「マックルズフィールドのスーパーマン」と呼ばれ、話題となっています。

興味をそそられる面白いニュースですね。ただ残念ながら一瞬の出来事だったため、写真や動画は残されておらず、他に目撃報告もありません。勘違いの可能性も十分考えられますが、目撃したのは一人ではないため、当時、現場で何かが飛んでいた可能性は考えられます。

人型の風船? 鳥? ラジコン? いえ、本当に人が飛んでいたのかもしれません。といっても正確には落ちていた可能性です。実は、このマックルズフィールドのスーパーマンがニュースになったあと、ハリウッド映画のスタントマンとして活躍するゲイリー・コネリーという人が、正体は自分かもしれないと自身のTwitterでほのめかしたからです。

コネリーはハリー・ポッターやバットマンの映画に出演したり、さらにはロンドン・オリンピックの開会式でスカイダイビングを披露したことでも知られるイギリスのスタントマンです。

彼の名がとくに知られたのは、特注のウィング・スーツを身にまとい、世界で初めてパラシュートなしで上空731メートルのヘリコプターからダイブを成功させたときでした。

今回の事件では、平行して飛んでいたのはではなく上から落ちてきたようですから、スカイダイビングのようであれば状況は合いそうです。仮にパラシュートを背負っていたとしても、実際に開くのはもっと下でしょうから、飛んで落ちているように見えるかもしれません。

ただし他に航空機がレーダーに映っていない点など、疑問点はあります。またゲイリーは地元紙の取材に対し、来たるスタントのために訓練していたかもしれないと語る一方、はっきり認めてはおらず、本当に飛んでいたのかわかりません。

もし彼が認めるとすれば次のスタントの情報が解禁されてからでしょうか。そのときまでマックルズフィールドのスーパーマンの正体は謎のままかもしれません。(報告書でも指摘されているようですが、正体を探るには情報が少ないのも残念ではあります)