本城です。

今回は海外で開催されている懸賞金つきの実験を紹介します。この類では、懐疑論者のジェイムズ・ランディが主催している「100万ドル(1億500万円)超常現象チャレンジ」が一番有名ですね。海外では何度もテレビで放送され、日本でも昨年の4月に放送されたことがあります。

このランディの企画の主旨自体は、とてもわかりやすく、「口先だけの逸話や御託はもうたくさん。超能力があるならやってみてくれ! 目の前で出来たら一億円を贈呈しよう」というものです。

挑戦者は98年の正式スタートから現在まで約370人。財団を設立する以前に個人として行っていた頃(64年~82年)に受けた挑戦者の数(約650人)も合わせれば1000人を超えます。

しかも、その1000人の挑戦を全て退けて無敗を維持しているわけですから大したものです。しかし、この有名企画も、実は2010年3月6日に終了となります。

ランディ自身、今年で80歳となる高齢なわけですし、当初からメインターゲットにしていた有名な霊能者たちがほとんど挑戦してこない(もしくは挑戦を持ちかけても逃げられる)状態が続いていますので仕方ないかもしれません。

とはいえランディの企画が終了してしまったら、同じような懸賞金つきの実験が一切なくなってしまうのかといえば、そんなことはありません。海外では同種の企画がいくつもあります。

せっかくですから、以下で紹介しましょう。(団体名or個人名+賞金の額)

【アメリカ】
フロリダ州の懐疑団体「Tampa Bay Skeptics」
千ドル。(約10万円)

アーカンソー州ファイエットビルの「Fayetteville Freethinkers」
千ドル。(約10万円)

テキサス州の懐疑団体「North Texas Skeptics」
1万2千ドル。(約125万円)

ロサンゼルスの懐疑団体「Independent Investigations Group」(IIG)
5万ドル。(約520万円)
※ジェイムズ・ランディ教育財団(JREF)のテストに合格する超能力者が出た場合、その人物を紹介できた人は紹介料として5万ドル(約520万円)もらえる。さらにニューヨークの懐疑団体「New York Area Skeptics」はお祝い金として、超能力者に2千ドル(約21万円)を支払う。同じく懐疑論者のシャドウ・ヴィジャヌエバも2千ドル(約21万円)を支払う。

【カナダ】
ケベック州にある懐疑団体「Les Sceptiques du Quebec」
1万ドル。(約105万円)

【イギリス】
懐疑団体「Association for Skeptical Enquiry」(ASKE)
1万4千ポンド。(約285万円)

上記「ASKE」のメンバーであるトニー・ユーエンス
5千ポンド。(約100万円)

【オーストラリア】
懐疑団体「Australian Skeptics」は10万オーストラリア・ドル。(約1000万円)
そのうち合格者を紹介した人には2万ドル(約200万円)を支払う。合格者が一人で挑戦してきた場合は10万ドル(約1000万円)全額がもらえる。

【ニュージーランド】
イルージョニストのスチュアート・ランズボロウ
5万ニュージーランド・ドル。(約400万円)

【インド】
懐疑団体「Indian Skeptic」バサヴァ・プレマナンダ
10万ルピー。(約25万円)

懐疑団体「Science and Rationalist Association of India」を代表してプラビール・ゴーシュは2百万ルピー。(約500万円)

【中国】
「Sima Nan」は1000万人民元。(約1億5千万円)
製薬会社がスポンサーについている。Sima NanとJREFは提携しているので、Sima Nanのテストに合格すれば、賞金の獲得と共に、ランディの100万ドル超常現象チャレンジの予備テストの合格が認められる。

【フィンランド】
懐疑団体「SKEPSIS」は1万ユーロ。(約160万円)

【スウェーデン】
ヒューマニスト団体「Swedish Humanist Association」(SHA)
10万スウェーデン・クローナ。(約174万円)

【ベルギー】
懐疑団体「SKEPP」は1万500ユーロ(約170万円)。そのうち、予備テストに合格すれば先に500ユーロ(約8万円)。本番のテストに合格すれば1万ユーロ(約162万円)。

【イタリア】
懐疑団体「CICAP」の創立メンバーで、プロマジシャンでもあるアルフレッド・バラゴは5万ユーロ。(約810万円)

どうでしたか? 意外と多いでしょ。

ここで紹介した懸賞金の額を全部足すと、2億9936万円になります。どの企画も規約はしっかりと定められていて、遊び感覚で挑戦するには向いていませんが、テストに合格すれば約3億円という大金が獲得できるわけです。

ちなみにASIOSでは、こういった懸賞金つきの実験を行う予定はありません。理由としては、「対決」要素が強く誤解されやすいこと、一度や二度の実験で結論を出したくない、といったことが挙げられます。

やるのなら、ASIOSの理念に合った方法で、できるだけ回数を重ねて実験を行いたいんですね。ですから、手っ取り早く実験を終わらせ大金+名声を獲得したい、という人はこのページで紹介した海外の企画に挑戦するのが向いています。

一方、お金は要らないし、じっくり実験を重ねて自分の能力を検証したい、という人はASIOSに実験を申し込むのが向いていると思います。もし、あなたに超常的な力があるかもしれないならば、自分のタイプにあった方法を選んでみてください。