こんにちは。蒲田です。

前回触れた『Inquiring Minds』では、授業提案と共に推薦図書なども記載されていました。推薦図書の1冊『Maybe Yes, Maybe No』を手に入れましたので、ちょっとだけ紹介してみようかと思います。サブタイトルは「A Guide for Young Skeptics(若い懐疑論者のためのガイド)」ということで、完全にジュニア・スケプティックのための本です。

海外のジュニア・スケプティック向け推薦図書なので、当然すべて英語なのですが、とても平易な英語で書かれています(現地での対象年齢は小学生ぐらいのようです)。そんなわけで、中学生レベルの英語が読めれば普通に読める内容ではないかと思います。参考までに私の場合、中学英語レベルでも怪しいぐらいなのですが、辞書なしでもなんとかなる感じでした。

タイトルは日本語訳すれば「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」となります。懐疑論者は、調べもせずに超常現象が有ると言えないことを知っていますし、無いとも言えないことを知っています。

「幽霊っているの?」「いるかもしれないし、いないかもしれない(Maybe Yes, Maybe No)」「でも、君の見たものって本当に幽霊でしか説明がつかないものなの?もっと単純な説明ができるかもしれないよ?」「さあ、調べてみよう!」

…と、そんな感じのやりとりが、前半のマンガで表現されています。最低限のポイントに絞り込んでSkepticの考え方を書いていて、なかなか分かりやすい感じです。ただ、海外らしくSkeptic(Andrea)のツッコミが直接的な表現なので、日本人としてはちょっとだけキツ目に感じるかもしれません。

「これを読んで理解しよう」とか「納得しよう」という内容ではなく、「これをきっかけに考えよう」という構成になっています。まさに「問題解決学習」のネタ本といった感じです。

後半は科学的に考える際のポイントを簡単に説明しています。科学的方法の導入としては、うまくまとまっていると感じました。

ところで、ASIOS公式サイトのおすすめ本レビューのページにあるジュニア・スケプティックもなかなかの良書揃いですので、懐疑論に入門したい方は、是非手に取ってみてください。