こんにちは。那須野です。

ビッグ・フットなどの怪物の目撃談には食わせものが多いものですが、この手の「巨人伝説」は、ずーっと昔からあったようで、『太平洋のサスクワッチ』と呼ばれた大男は、実に1840年から目撃されていたそうです。

この『太平洋のサスクワッチ』、インディアンの間では、それよりずっと以前から何世紀にも渡って語り継がれていた伝説の大男なんだとか。『太平洋のサスクワッチ』の目撃談は多く、それによると、「全身を分厚い毛皮に覆われ、長い腕を持ち、身長は2m70cmぐらいで、体重は270kg~400kgほどもある」大男ということでした。

― 1982年、アメリカのワシントン州に住むラント・ミューレンズという元森林警備隊員の86歳の老人が、「自分はその大男の父親だ」と名乗り出ました。

ところが、これは真っ赤なウソで、ミューレンズは1928年から1982年まで、実に50年以上にも渡って森林警備隊の仕事中に大衆に大男の存在を信じさせるためにニセの証拠を置いて歩いていたことを白状しました。

最初、彼は木を削って特大の足型を作り、それを履いてセントヘレンズ山の近くの森を踏みつけて歩き足跡をつけたそうです。ミューレンズがつけた足跡を見て興奮したハイカーたちが、「大男の足跡を見つけた!」と報告するのが愉快でたまらなかったといいます。

その後の50年間に、ミューレンズはさらに6対の足型を作り、仲間の助けを借りて、北西部中に足跡をつけて回ったそうです。ミューレンズ曰く、

「簡単だったよ。人はたいてい何でも信じるんだから」

そんなヒマなことをして歩いてる大人がいるとは誰も思いませんからねえ(笑)。このミューレンズとミステリーサークルを作っていた二人の老人は、きっと同じ心持ちだったんだろうな~。

足跡を見つけた人々が驚いたり、ありもしない目撃談をでっち上げたりするのをクスクス笑って眺めていたんでしょう。楽しくて仕方なかったでしょうねえ。

でも、こんなイタズラを50年以上も続けるなんて、ある意味すごいです。つまらないイタズラに一生懸命になってしまうこの手の人たちに、私は人間臭さを感じてしまいます。なんとなく憎めないんですよね~。