本城です。

最近、話題になっている「ビッグフットの遺体発見!」というニュースをご存知でしょうか。ビッグフットというのはアメリカ版の雪男みたいなもので、UМA(ユーマ/未確認動物)の中ではかなり人気があります。

そのビッグフットの死体が発見されたっていうんですから、アメリカじゃ大騒ぎです。しかし昨日のことですが、その「遺体」はゴム製の着ぐるみだったことがわかってしまいました。つまりイタズラ、詐欺だったんです。

でもこの事件、記者会見を開いたり、ニュースで特集が組まれたりとかなり話題になりましたから、ビッグフットの歴史の中では重要なものになると思います。

そこで、この事件については下記サイトが時系列にまとまっていたので、それを翻訳してまとめてみました。今回はじめて事件を知ったという人はもちろん、前から知っていた人もおさらいのつもりで読んでみてください。

「Searching For Bigfoot」
(まとめページを書いているのは「Squatchdetective.com」の事務局長と「Squatchdetective Radio」のホストをしているスティーブ・クルズ)

2008年7月9日

ジョージア州の警察官マシュー・ウィットンと元看守のリック・ダイアーはビッグフットの遺体を見つけたと主張し、遺体を撮影した動画をYoutubeにアップした。

7月14日

ウィットンが地方紙の『クレイトン・タイムズ』へ声明を流し、記事が発表された。

7月28日の午後

リック・ダイアーが電話してきたらどうかと言ってきた。そこで、それまでにマスターした犯罪学のテクニックを使って彼にインタビューしたところ、偽りが多く見られたが死体を持っていると言い張った。「トム・ビスカルディって誰?」と聞いてきたので、すぐに目的は金銭だと推測した。
長距離電話のインタビューのあと、「Searching For Bigfoot, Inc」(ビッグフットを探す会社)のCEOのトム・ビスカルディと相談して、彼のチームが検証を行い、私は顧問となるのがいいだろうということになった。

8月1日

トム・ビスカルディはジョージア州へ行った。2日にはDNAテストのためにサンプルが与えられた。サンプルはミシガン州のカート・ネルソン博士に手渡された。

8月4日

マシュー・ウィットンとリック・ダイアーは「Searching For Bigfoot, Inc」と法的拘束力のある契約を交わした。ここでは「Searching For Bigfoot, Inc」は死体の消滅か保存については科学的研究、市場対策、推進のために死体が引き渡されるまで何も利害関係がないことを認識していた。

8月10日

トム・ビスカルディはネルソン博士からメールを受け取った。内容は3個のサンプルうちの2個が人間のDNAと一致したというもの。

8月12日頃

マシュー・ウィットンとリック・ダイアーは非公開の金額を前金として要求。マーケティングとプロモーションを期待して、契約の誠実さを示すものとしてである。

8月14日

サインした領収書と要求されたお金を送ったあと、マシュー・ウィットンとリック・ダイアーは研究チームのために死体が入った冷凍庫を送った。

8月15日

トム・ビスカルディ、リック・ダイアー、マシュー・ウィットンは、カリフォルニアにあるカバナホテルで記者会見を開いた。内容はビッグフットの死体が発見されたというもの。

マシューは病気休暇中で経験は7年ほどある警官だったが、職務で傷を負ったとしてヒーローとされた。世界を前に彼とリッキー・ダイアーがビッグフット発見談を語る。これはこの後ウソだとわかる。リック・ダイアーはこの会見でトム・ビスカルディに特定の日に会議が開かれない限り死体は公開しないと言い張った。

8月16日

死体の入った冷凍庫が研究ために届けられた。680㎏もあった冷凍庫とその中身が溶けるには、数日かそれ以上かかると見積もられた。

8月17日

一部の毛が氷から溶けているいるのを見つけて、火をつけてみると先が丸まった。天然の毛ではない。ビスカルディの許可をもらって解凍してみると、足先がゴムであることがわかった。

17日の午後、ビスカルディに連絡して、彼から2人が着ぐるみだと認めたと連絡をもらう。2人は経過書にサインして17 日にカルフォルニアの彼らの部屋で会見を開くことを約束した。ビスカルディはホテルに行って2人がいなくなったのを知り、この詐欺に対して、すべてをぶちまけるように要請した。

この詐欺の背景はまだ不明の点が多い。ジョージアのクレイトン郡警察の警官だったウィットンが世界を前にデッチ上げを述べた意図も不明である。この時点で被害者は「Searching for Bigfoot, Inc」で正義を行うべきである。また、この事件で多くの人が傷ついたことを忘れてはならない。私が考えるに、マシュー・ウィットンとリック・ダイアーはビッグフットの最良の追跡者などではない。

 

以上です。この事件は金銭が絡んでいるので、それが目的だったのかな、とは思うのですが、それにしては記者会見を開いたり、現物(着ぐるみ)を研究者に送ってしまったりと、いずれバレるのが確定している杜撰なやり方には疑問も残ります。

サンプルを渡すところまでは良かったんですけどね。宇宙人解剖フィルムでもそうだったように、ここらへんは適当に誤魔化せます。でも現物を渡しちゃダメだよな~~と。結局、記者会見を開いてから一週間ももたなかったんですよね。宇宙人解剖フィルムなんて10年以上使い回してるのに(笑)。

なお、ビッグフット遺体発見事件の二人は警官と元看守らしいですが、肩書きはあてにならないというのが、今回の事件であらためてわかったように思います。